オーロラ(@piyo_inco_happy)です。
新しい融資の形として注目される貸付型クラウドファンディングをご存じでしょうか?
本日はポイ活で紹介されることの多い株式会社バンカーズ(非上場企業)について徹底解説します。
バンカーズは貸付型クラウドファンディングを主力事業とする企業です。
バンカーズの具体的な事業は、①案件組成、②出資者から資金募集、③案件管理などです。
ポイント還元がとても魅力的な同社ですが、本当に投資して大丈夫でしょうか?
同社への投資は元本保証がありませんのでハイリスク投資と言えます。
本記事では財務内容、資金調達の面から同社を分解します。
【リターン】還元率は15%~20%と高い
バンカーズはポイントサイトや公式サイトを通じて積極的なキャンペーンを行っています。
例えば、①ポイントサイト経由でバンカーズへ新規登録を行えば15,000円を得られます。
また、公式では下記キャンペーンを実施しています。
①バンカーズへ新規登録し、メールマガジン設定を行えば、1,500円のギフト券を貰うことが出来ます。
②バンカーズへ10万円以上を初出資した場合、2,000円分のギフト券を貰えます。
利回り3%の案件へ10万円を初めて投資する場合、ポイントサイトから15,000円、公式サイトから3,500円、利息3,000円により、約21.5%の高い還元を得ることが出来ます。
しかし、高還元率を得るためには相応のリスクを受け入れる必要があります。
【財務内容】クラウドファンディング開始4期目について
同社の決算書(2020年3月期~2023年3月期)や公式ホームページなどの情報をもとに投資可否を検討します。
【損益計算書】4期連続で営業利益赤字でありマネタイズ出来ていない
下記はバンカーズの損益計算書を抜粋したものですが、4期連続営業利益赤字です。
バンカーズは2020年12月貸付型クラウドファンディングを始めましたが、2020年以降営業利益段階で赤字です。
これは人件費などの固定費、集客などに費用を使ったためと考えられます。
知名度を上げなければ投資先として選ばれる可能性が低いため、集客への投資を優先することは当然と言えます。
そして、集客などに費用を使った結果、売上は大幅に拡大しています。
売上が拡大しており、売上に占める「販売費及び一般管理費」(広告宣伝費など)の割合は減っています。
集客効果により2023年3月期の売上高は約6億円となり、前年比約5.5億円増加。
売上が増加したことにより売上に占める販管費比率は2021年3月期1,659%でしたが、2023年3月期は91%まで減少しました。
今後は更なる売上増加により売上高販管費比率の減少が予想されます。
【貸借対照表】2023年3月期の匿名組合貸付金は100億円を突破しており、業容拡大傾向
下図は同社の主力事業である貸付型クラウドファンディングの貸付残高の推移を示したものです。
クラウドファンディングによる貸付額は年々増加していることが分かります。
貸付型クラウドファンディング開始約4年で200本のファンド募集を行い、匿名組合貸付金額は100億円を突破しました。
匿名組合貸付金増加により売上は拡大しておりますが、営業利益は赤字。キャッシュアウトが発生していますので資金繰りが懸念されます。
資金が回らなければ企業は倒産してしまいますが、営業赤字の同社は大丈夫でしょうか?
【資金繰り】営業赤字であるが増資により2023年3月期の現預金は13億円、当面の資金繰りに懸念なし
結論は、当面資金繰りに懸念はないと考えます。
理由は下記の通りです。
株式会社バンカーズは株式会社バンカーズ・ホールディングの完全子会社です。
2021年4月、バンカーズ・ホールディングは第三者割当で約10億円を調達しています。
調達理由はバンカーズの販促、人材増強、システム開発などの資金確保のためです。
また、2022年10月には紀陽成長支援1号投資事業有限責任組合等への増資により15億円を調達。
バンカーズのビジネスモデルは第三者から評価をされており、約25億円を調達しています。
資金調達によりバンカーズの2022年・2023年の決算書は、その他資本剰余金が約8億円増加しています。(親会社バンカーズ・ホールディングスからの増資によるものと思われる)
この結果、営業赤字にも関わらず現預金は9億円増加していますので当面の資金繰りに懸念は無いでしょう。
【結論】バンカーズへの短期投資は問題なし
クラウドファンディング開始後4期連続営業利益赤字ですが、これは誘客や人材投資を優先した結果。
第三者から約25億円を調達しており、当面の資金繰りは問題ないものと考えます。
売上規模は拡大しており、マネタイズも近い時期に達成すると期待しています。
赤字が累積しても資金繰りが問題なければ会社は倒産しません。
資金繰り面で懸念のない同社は当面大丈夫でしょう。
調査した結果、短期的に潰れることは無いと思いましたので10万円投資しました。
バンカーズの新規登録は現状モッピーが最高値です。※どこ得で確認願います。
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念のためバンカーズの決算書(2021年度・2022年度・2023年度)を貼り付けします。
投資される方はご自身の目で財務内容の確認をお願います。
2021年3月期の貸借対照表・損益計算書です。
2022年3月期の貸借対照表・損益計算書です。
2023年3月期の貸借対照表・損益計算書です。
お読み頂きありがとうございました。
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